遠隔気功療法 * 施術のご紹介

先日、友人に遠隔の気功療法をする機会がありました。

本人の了承もいただいたので、その様子をすこし書いてみたいと思います。

何事もそうですけれど、起こることはひとそれぞれ。気の質、状態も個人差が大きいですし、同じ方でも毎回様子は違ってきます。

あくまでもひとつの例として、「気功って、いったいどんなことをしているんだろう?」ということへの参考になればと、ご紹介します。

 

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今回ははじめに、背骨の経絡・ツボを観ながら調整をしていきました。

背骨に沿って通っている「膀胱系」の経絡には、内臓のツボが並んでいます。肺兪・心兪・肝兪…と順々にツボの様子を観ながら、気の不足しているところ、過剰なところ、詰まっているところ、などがあれば、調整していきます。

友人の場合は、胃のツボがとても弱い感じがあったので、気を入れて満たしていきました。また、心・肺が詰まっていたので柔らかく広げていきました。

全体的にアンバランスが調整されて流れが良くなったところで終了です。

 

次に、「腰を痛めていて、病院で軽いヘルニアと言われた」とのことで、腰椎を観ていきました。

尾骨・仙骨を通り、腰椎の第5〜第1まで、それぞれの骨に気を入れながら、スペースを広げていきます。

第5と第4の間、第4と第3の間…と順番に観ていくと、第3と第2の間が特に硬くこわばっていました。ゆっくりと気を入れながら、硬さを和らげていきます。なかなか動きがないため時間をかけていくと、しばらくしてその塊が一気に解け、内側に詰まっていたものが大量に抜けていきました。

どんどん出てくる詰まりが出切ったあたりでふっとゆるんで軽くなり、ちょうど時間もきたところで終了としました。

 

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今回の療法はこのような感じです。

 

腰の詰まりがあまりに重かったので、もしかしたら好転反応が出るのではないかと思い、伝えました。腰の痛みが一時的に強く出るかもしれないこと、よくお水を飲んで、ゆっくり身体をやすめてね、と。

友人はとくに、なにかしら身体のケアを受けると好転反応がでやすいようで、よくわかっているようでした。(好転反応については、またあらためて書こうと思います。)

 

そしてその後の友人からの報告です。

 

やはり、直後は腰の痛みが強くでたとのこと。本人も、受けているときの様子でそうとう溜まっていることを感じていたので覚悟していた、とのことでした。

翌日には痛みや重さが取れて、とても楽になってきたそうです。

また、息をしやすくなった、とも言っていました。

身体のこと、もっと気をつけていこう、とも。

 

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このように、気功療法では直接身体に触れないですが、肉体よりも奥、繊細で目には見えないけれど誰もが持っていて、それによって生かされている気(生命エネルギー)の領域に働きかけていきます。

気の方向性が変わると、やがて肉体にもそのようにあらわれてきます。

その方の身体の状態によって変化への期間もさまざまですが、もしもお悩みのことがありましたら、気の観点からのアプローチもひとつのよい方法となるかもしれません。